当社がジャックスのサービスを初めて導入したのは、2005年です。それ以前は各物件に対して1つずつ口座を作り、借主にその口座へ家賃を振り込んでもらう形でした。そして、社員が毎日金融機関へ記帳に出向き、その内容をMicrosoft Excel®に転記するという方法で家賃管理していたのです。
ところが、徐々に一括借り上げの物件が増え、一括借り上げ物件専用の通帳を作ったことにより、記帳内容にさまざまな物件の入金記録が混在し、内容を確認しながらMicrosoft Excel®へ転記する作業に、多くの時間を取られるようになりました。マンション管理の中でも家賃管理に関する業務が増え、マンション管理全体の品質にも影響を及ぼしかねない状態に陥ってしまいました。
当時から、分譲マンションの管理会社はありました。しかし、賃貸マンションを管理する会社はごくわずか。ノウハウがないまま手さぐりで取り組んでいたものの、このままでは家賃管理に関わる作業にばかり時間を取られ、肝心の大家様との適切なコミュニケーションが取れなくなる、という危機感がありました。