Pay-easy(ペイジー)口座振替受付の導入前に知っておきたいこと
Pay-easy(ペイジー)口座振替受付サービスはキャッシュカードと専用端末を使って、口座振替に利用する金融機関口座をその場で登録できる仕組みです。
通常、紙の口座振替依頼書を利用する場合は、利用者への書類送付、記入・捺印、返送、不備確認など複数の工程が発生します。
Pay-easy口座振替受付では対応する金融機関のキャッシュカードを利用して口座登録を行うため、こうした書面手続きを簡略化できます。
今回はPay-easy(ペイジー)口座振替受付の導入を検討している企業に向けて、実務上確認しておきたいポイントを整理していきます。
そもそもPay-easy(ペイジー)口座振替受付とは?
Pay-easy(ペイジー)口座振替受付サービスは利用者のキャッシュカードを専用端末で読み取り、その場で口座振替の登録手続きがおこなえるサービスです。
例えば、店舗やスクール、施設などで利用者が契約手続きを行う際に、
① 利用者が金融機関のキャッシュカードを用意する
② 専用端末でキャッシュカードを読み取る
③ 利用者本人が暗証番号を入力する
④ 口座振替の登録が完了する
という流れで手続きを行います。
通常、紙の口座振替依頼書を利用する場合は、利用者が金融機関名や口座番号などを記入し、銀行届出印を押印したうえで書類を提出します。
その後、金融機関での登録手続きが必要になるため、記入漏れや印鑑相違などがあると再提出が必要になることもあります。
Pay-easy口座振替受付は対応する金融機関のキャッシュカードを利用してその場で手続きを行うため、口座振替依頼書の記入・捺印・回収といった書面手続きを省略することがメリットとなります。
ただし、ここで混同しやすいのが一般的な「Pay-easyで料金を支払う」サービスとの違いです。
一般的なPay-easyには、税金や各種料金をATMやインターネットバンキングなどから支払う仕組みがあります。
しかし、ジャックスPay-easy口座振替受付サービスは、利用者がその場で料金を支払うためのものではありません。
今後、毎月の料金などを口座振替で回収するために、引き落とし先となる金融機関口座を登録するサービスとなります。
つまり企業側から見ると、「Pay-easyという新しい決済方法を追加する」のではなく、「紙で行っていた口座振替登録をキャッシュカードと専用端末を使った手続きに変える」という位置づけになります。
そのため導入を検討するときには「どの店舗・窓口で登録するのか」「利用者へキャッシュカードの持参をどう案内するのか」「専用端末を誰が扱うのか」といった現場運用まで考えることが重要になります。
どこで口座登録を行うのかを最初に決める
Pay-easy口座振替受付を導入する際に、まず考えたいのが「どのタイミング・場所で口座登録してもらうのか」です。
- 店舗で契約手続きを行うとき
- スクールや教室への入会時
- 施設への入居・利用開始時
- 営業担当者が顧客先を訪問したとき
- サービス申込みの受付窓口
などが想定されます。
Pay-easy口座振替受付は専用端末を利用してその場で登録する仕組みなので、利用者と対面する場面がある企業ほど導入しやすいと考えられます。
逆に、申込みから契約まで完全にオンラインで完結するサービスでは、インターネット口座振替受付の方が運用しやすい場合もあります。
まずは、自社の契約フローのどこに口座登録を組み込めるかを確認することが重要です。
利用者がキャッシュカードを持参できる運用か
Pay-easy口座振替受付では対応金融機関のキャッシュカードを利用します。
そのため導入時には「利用者が口座登録のタイミングでキャッシュカードを用意できるか」も確認しておきたいポイントです。例えば店舗や施設で契約する場合でも、事前案内がなければ利用者がキャッシュカードを持参していない可能性があります。
そのため、「契約時にキャッシュカードをご持参ください」と事前に案内するなど、受付フローそのものを整えておく必要があります。
Pay-easyを導入しただけで自動的に口座登録率が高まるわけではなく、利用者への事前案内まで含めて運用を設計することが重要です。
対応金融機関を事前に確認する
ジャックスPay-easy(ペイジー)口座振替受付サービスでは、都市銀行、地方銀行、信用金庫、信用組合、ゆうちょ銀行など、全国410以上の金融機関に対応しています。
そのため、多くの利用者をカバーしやすいサービスですが、すべての金融機関・すべての口座で利用できるわけではありません。
自社の利用者が実際に使用している金融機関がどの程度対応しているかを事前に確認する必要があります。
下記のようなケースでは念のため事前に対応状況の確認が必要となります。
- 地域金融機関の利用者が多い
- 特定エリアに顧客が集中している
- 高齢者の利用が多く地方銀行・信用金庫の比率が高い
- 法人口座を利用するケースがある
導入後に「利用者の銀行では登録できなかった」というケースが多く発生すると、結局は書面手続きなど別の方法を併用する必要があります。
Pay-easy口座振替受付だけで対応できないケースに備えて、書面やインターネット口座振替受付などの代替手段も用意しておくと、受付時の混乱を減らしやすくなります。
専用端末を誰が、どのように使うか
導入前には単に「端末を用意する」だけではなく、実際の契約・入会フローのどこで端末を使うのかまで決めておく必要があります。
例えば店舗やスクール、施設などで対面契約を行っている場合は、
受付・契約手続き
↓
口座振替の案内
↓
利用者がキャッシュカードを提示
↓
専用端末で口座振替登録
↓
契約手続き完了
といった流れに組み込むことが考えられます。
実際のジャックスの導入事例では、学習塾・カルチャースクールにおいて、学校での口座登録にかかる時間を約3分まで短縮した事例もあります。
(参考 https://www.syukindaiko.jp/case/aeon/)
このようにPay-easy口座振替受付は利用者と対面しているタイミングで口座登録まで完了させやすいことが特徴です。
そのため実際の運用では次のような点を決めておく必要があります。
- 受付スタッフと契約担当者のどちらが口座登録を案内するのか
- 端末を受付カウンターなどに固定して利用するのか
- 営業担当者が顧客先へ持参して利用するのか
- 複数店舗・複数拠点で利用する場合、どこに端末を配置するのか
- 利用者がキャッシュカードを持参していなかった場合にどう対応するのか
- Pay-easyで登録できなかった場合、書面や別の受付方法へどう切り替えるのか
スクールや施設の入会手続きであれば、受付担当者が契約書類の案内とあわせて口座登録まで行う運用が考えられます。
一方、営業担当者が顧客先で契約を行う事業であれば、訪問先で登録できる運用が適している可能性があります。
重要なのはPay-easyを既存業務に追加することではなく、紙の口座振替依頼書で行っていた作業を、どのタイミングで端末受付へ置き換えるかです。
端末の台数や設置場所だけでなく、受付担当者、利用者への案内、登録できなかった場合の代替方法まで含めて設計しておくことで、導入後の運用をスムーズにしやすくなります。
インターネット口座振替受付との違いを整理する
口座振替の登録方法は、Pay-easyだけではありません。
ジャックスではインターネット上で利用者自身が口座登録を行う「インターネット口座振替受付サービス」も提供しています。
この2つは、どちらが優れているというより、利用シーンが異なります。
対面で契約することが多い
→ Pay-easy口座振替受付
Web申込みや非対面契約が多い
→ インターネット口座振替受付
といった使い分けが考えられます。
また、導入する企業の中で、
店舗契約 → Pay-easy
Web申込み → インターネット口座振替受付
というように、申込経路ごとに登録方法を分ける方法もあります。
Pay-easyを導入する際には、単体で検討するのではなく、自社の契約チャネル全体の中でどこに配置するのかを考えることが重要です。
Pay-easy(ペイジー)導入時に確認したいポイントまとめ
Pay-easy口座振替受付を検討する際のポイントを改めてまとめていきます。
①利用する場所・タイミング
契約・入会・利用開始など、どの場面で口座登録するのか。
②対応金融機関
自社の顧客が利用する金融機関が対象になっているか。
③キャッシュカードの事前案内
利用者へ持参をどのように案内するか。
④専用端末の運用
必要台数、設置場所、担当スタッフをどうするか。
⑤非対応時の代替手段
書面やインターネット口座振替受付などを併用するか。
⑥既存の契約フローとの接続
現在の受付・契約業務に無理なく組み込めるか。
⑦導入後の口座振替業務まで含めて考える
口座登録だけでなく、その後の請求・振替・未収対応まで確認する。
Pay-easy口座振替受付は、単に紙の申込書をデジタル化するサービスではありません。
口座登録という手続きを、現在の契約・受付業務の中にどう組み込むかまで考えることが、導入を成功させるポイントです。
最後に|Pay-easyは「導入できるか」より「どう運用するか」
Pay-easy(ペイジー)口座振替受付サービスを導入することで、紙の口座振替依頼書に伴う記入・捺印・返送・不備確認などの負担を減らせる可能性があります。
一方で、実際の導入では、対応金融機関、キャッシュカードの持参、専用端末の配置、スタッフの運用など、事前に決めておきたいことがあります。
ジャックスではPay-easy口座振替受付サービスのほか、インターネット口座振替受付サービスや口座振替による集金代行なども提供しています。
Pay-easyを単独のサービスとして考えるのではなく、自社の契約方法や顧客属性、口座登録の課題に合わせて、どの受付方法が適しているかを整理したうえで導入を検討してみてはいかがでしょうか。
様々な集金代行サービスをご用意しております
貴社のニーズに応じた集金代行サービスをご提案させていただきます。
Pay-easy(ペイジー)口座振替受付を導入するには?企業が確認したい実務上のポイントを、初めての方にもわかりやすく解説しています。